ARCHIVE
   
The Shot
by Daniel Hastings


wu-tang clan



  彼らウータン・クランに出会ったのはファイヤー・スタジオだった。彼らはそこで『Enter The Wu-Tang(36 Chambers)』を制作していた。彼らのアルバム・ジャケットの撮影依頼を受けていた僕はそこに出向き、いくつかの曲を聴きながらインスピレーションを得ようとしていた。ビーツ、ライム、すべてが巨大なエナジーを持っていた。
  「このフードみろよ。オレはこれを3日も着てんだ。そして、オレは最高のビーツを創り出したのさ」。RZAのこの発言はいまも記憶に鮮明だ。
  彼は僕に、教会か礼拝堂みたいなイメージにしたいと言った。僕は提案した。それは、ロゴをゴールドにして、いくつかのキャンドルを床に立てる。メンバーは全員が黒づくめの服装だ。
  実は撮影当日、メソッドマン、Uゴッド、マスター・キラーは不在だった。僕は近くの薬局屋でストッキングを購入し、彼らはそれで顔を覆うことによって、メンバーの誰がその場いないのかを隠そうと試みた。その結果、彼らは一種独特の雰囲気を作り出すことになった。
  この写真は当時リリースされたアルバムのなかではもっともインパクトの強いジャケットであったと断言できる。

 

 

ヒップホップを中心に100点以上のアルバム・ジャケットを撮影してきたフォトグラファー。現在はコメディー・ショウの監修やフィルム・メイカーとしてその活動の場を広げている。
www.nuamericaagency.com

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Take It Back
by Atsushi Innnami



Red Hot Lover Tone
『#1 Player』


  いいことがあったのだ。なんというかこう、「がんばってきてよかったな」と思えるような話だ。個人的な話なので、内容をここで説明したところでちっともおもしろくないに決まっているので、これ以上詳しいことは書きませんけれどね。
  だけど、どうあれ今の僕がいいようもない至福感にひたっているのは事実で、だからビールもかなりはいっている。これはそんなヘロヘロ状態で書かれた文章であることをまず断っておこう。ヒップホップはアルコール文化だ(ああ、こういうときの言い訳にヒップホップは便利だな)。

  で、こういういい気分のときにこそ、このサイトへ文章を寄せたいと考えていた。で、だったらネタはなにかなと考えて、行き着いたのがレッド・ホット・ラヴァー・トーンの『#1 Player』だ。行き着いたというよりも、すぐに思いついたといった方が近い。考えるまでもなく、これは僕にとって最高のヒップホップ・レコードだからだ。なにかいいことがあったとき、まず間違いなく僕はこれを聴く。

  レッド・ホット・ラヴァー・トーンはいうまでもなく、ヒット・プロデューサー・チームとして有名なトラックマスターズの片割れだ。いまや彼らはベイビーフェイスからLLクールJ、ジェイ・Zまでを手がけるヒット・プロデューサー・チームとしてあまりにも有名。てなことを改めて書くことさえはばかられるほど有名。

  でも個人的にそんなことはどうでもよくて、というのは90年代後半のある時期から彼らの音に違和感を感じはじめたからなのだが、それはまあいい。とにかくトラックマスターズがどうだということよりも、僕にとってはトラックマスターズといえばラヴァー・トーンで、ラヴァー・トーンといえば1992年に出たはじめてのソロ・アルバムよりも1995年のセカンドなのだ。そう断言したくなるほど、このレコードにはヒップホップに僕が求めるもののすべてが収まっている。

  と書いている今は"4 My Peeps"がかかっていて、ちょうどノトーリアスB.I.G.のラップが聞こえている。つまり、そういう時代につくられた秘宝なのだ。熱海の秘宝館とは格段の差があるリアルな秘宝ね。

  B.I.G.以外にもビッグ・ダディ・ケインが、M.O.P.が、オーガナイズド・コンフュージョンが、グレッグ・ナイッスが、バックワイルドが……と、ニューヨークのヒップホップ・ヒストリーに欠かせない要人が集結している。つまり、核心が明確に存在する、これこそがヒップホップだ。

  しかもそれでいてアンダーグラウンド・スタンス一色に染まっていないのは、いうまでもなくラヴァー・トーンのプロデュース能力のたまものだ。

  アリーヤも使ったアイズレー・ブラザーズの"At Your Best You're Loved"やアル・ジョンソンの"I'm Back For More"なんつー極上のメロウ・ネタを使って、この男はコアとメロウを最高のかたちでブレンドしやがるのだ。あえて「しやがる」という表現を使ったのは、もう許せないぐらいにセンスがいいからだ。

  プロデューサー・チームとしてのトラックマスターズに焦点が当たることは多いだろうけれど、2006年のいま、ラヴァートーンのこのアルバムにここまで興奮している人間は世界中でも僕を含めて3人ぐらいだろう。だから中古盤屋では、けっこう安く手にはいると思う。リリース当時も、たいして話題になったわけじゃないしね。

  だけど、もしもどこかの店でこのジャケットを見つけたら、それは秘宝を探し当てたことを意味するってことを記憶しといてほしい。そのときは、恋人を売っぱらってでも買っておいた方がいい。恋人を売らなければならないほどの根はついていないと思うが、詰め込まれている音が、アンタの恋人よりもリアルである確率は高いと思うから。

  と書いて、彼に"Pussy's All That"という曲があったっことを思い出した僕は下品な人間だな。


 

 

雑誌、ラジオなどで活躍中のエッセイスト/フリーライター/編集者/DJ。音楽を中心としつつ、食からバカネタまでに広く精通。すべてのカテゴリーにおいてマニアックに暴走することなく、独自の語り口でわかりやすく伝えることを信条としている。脱力系日記が人気のウェブサイトはwww.innami-atsushi.com
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Going My Way
by Thunder Wolf




  オレの居場所はない…。あの夜の諍いで、オレはアメリカ行きを決意した。行き先はロス・アンジェルス。当時のオレはロックにハマってたからな。
  17歳のちょっとした逃避行。その機中でひとりの日本人ビジネスマンに出会ったんだ。彼は中古車のカー・ディーラーで、買い付けのためロスへ行くのだという。
  実はオレ、滞在先すら決めてなくてさ。彼は初対面のオレにその日から滞在するというホテルの相部屋を申し出てくれたんだ。

  オレにとって未踏の地だったロスの空はすごくデカくて青かった。慣れない土地の空気に強い違和感を覚えたけど、それも案外すぐに慣れちまうもんだな。

  彼が仕事をしてる間、オレはホテル周辺をひとりブラつくことにしたんだ。途中スーパーに寄ったら、白人の女に突然声をかけられたよ。彼女の名前もそのときの会話も今はもう覚えてないけど、彼女が箱に入った干しブドウをくれたことだけは何故か印象深く記憶に残ってるな。オレはただ漠然と、「アメリカ人はこんなもの食うのか」って感じだったと思う(笑)
  オレはそのまま彼女の家に招待された。しばらくすると外で誰かが銃を撃ってるのが聞こえた。真剣にヤベエとか思ったよな。でも彼女はそうしたことには慣れっ子みたいに見えたよ。結局、彼女とはその晩、ロック・コンサートを観に行って別れたんだ。

  ホテルに帰るとカー・ディーラーの彼にその一部始終を話したんだ。ビックリした様子だったよ。オマエ、来てすぐに白人女とツルんでるなんて、なかなかやるな!ってね(笑)

  滞在3日目、オレはアパートメント情報を手に入れるためリトル東京へ行ってみたんだ。(*ダウンタウン・ロサンゼルスの北西にある。海を渡って日本からやってきた移民たちはこの辺りを拠点として新天地での生活を始めた。現在はレストランやホテル、土産店はもとより、全米日系人博物館、お寺、交番など、日本人に縁のあるビジネスが集結している)
  部屋はその日のうちに見つかった。2階建てのアパートメントで、広いワンベッド。天井、奥行き、すべて申し分ない広さだった。気候もいい、街全体の風景もすごくゆったりしてる。ホントいい気分だったよ。

  アパートメントの次は仕事探しだった。オレみたいにまだ10代で経験の乏しいヤツには日系レストランぐらいしか職がなかったんだ。とりあえず候補を何軒か絞ったあと面接を受けることにした。
  ある面接先でスキヤキ食わせてくれた店があったんだ。雇ってもらえなかったけど、ああいった人からの親切ってのはずっと覚えてるもんだな。あの味は今も忘れないよ。

  結局、アパートメントから近い場所で働き口を見つけることができた。ビルディングの1階にあるレストランで、上の階には映画やレコード会社のオフィスが入ってた。そのビルには地下駐車場があって、バットマン・カーとか年代物の車、たぶん映画で使われたそれがたくさん駐車してあったんだ。仕事場のみんなで下りてきてさ、車に寄りかかって、オレの車だぜ!みたいなノリで大はしゃぎしながら記念撮影したりしてたよ。ただ、それが全部セキュリティ・カメラに映ってて、あとで顔なじみのセキュリティに軽く注意だけされたけどな(笑)

  店には映画とか音楽関係の人間が多く出入りしてた。彼らはたまに1階のレストランで貸切パーティを開いたりしてて、アーノルド・シュワルツネッガー、ミッキー・ローク、オジー・オズボーン、ジョニー・ディップ、リチャード・ギア、マドンナ、映画や音楽スターがいっぱい来るんだよ。そこはまったくの別世界で、オレはすごく興奮しちまったよ。わかるだろ? こんなの普通に経験できない世界だからな。まさにここは映画の街なんだって実感したよな。

  ロスの生活に慣れた頃、アキ・アンド・ソルトフィッシュのアキが遊びに来たんだ。彼は地元名古屋の先輩だった。パンク・ンバンドをやってて、オレはよく彼らのライヴに顔を出してたんだ。

  ロスに来たとき、彼はダンスホールを始めてた。ロスの黒人エリアではよくダンスホールのショウがあったりして、オレたちはバスに乗って遠方までショウを観に行ったもんだよ。
  決して治安のいいエリアじゃなかったから、ショウが始まる寸前に銃を撃ち始めちゃうヤツがいたりして、それでショウが中止なんてこともよくあった。
  ありゃ相当な騒ぎだったよ。音も近所で鳴ってるようなそんなケタじゃないんだ。かなりの数の銃でさ、それが一度にバンバン鳴り出すとマシンガンみたいな迫力なんだ。みんな出口目がけて一目散に逃げ出す。オレたちはしばらく騒ぎがおさまるまで木の影に伏せて隠れたりしたもんだよ。

  最悪の気分だよな。遠方の黒人エリアまで行ったのにショウも見れず、帰りのバスもなかなか来ない。結局、自分たちの住んでるエリアを目指してただ歩くだけだったよ。


 

 

スカルプチャー/ミュージシャン/イラストレーター。ブルックリンのフィギュア製作会社でアメリカのアニメーション、映画などのフィギュアを製作する。アメリカのネイティヴ・インディアンが開くパウワウなどに参加して真のアメリカン・カルチャーを学んでいる。
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Random Thoughts Galore
by K-Prince of BBP


  遅れながらも、明けましておめでとうございます。BBP代表取り締まり損ねた K-Prince a.k.a. K-萌えますたーです。早速この場を借りて、2005年の個人的ベストを発表していきたいと思いマスアピール!

【12” SINGLES】


Nas / Talk of New York...(White Label)
先日、Jay Zとのビーフに終止符を打ち、拍子良くDef Jamとの契約が決まった金箔ツタンカーメンことNastradamus。この曲を初めて聴いた時、改めて誰よりも(2005年に)New Yorkヒップホップを代表するに相応しいMCだな〜と痛感しますた。残念なことに、この盤は詳細不明で(Pro. Salaam Remiとの噂ですが、どうもそれっぽくない)、更にブートのみのリリース。こんなボムをシングルのB面にすら入れないコロンビア(だっけ?)は一体何を考えてるんでしょうね?? プリモがインタビューで 「ヒップホップはNYで産まれたのに、現時点ではラップゲームの蚊帳の外にある。そんな状況を覆す為に2006年はNasと組んでアルバムを制作するよ」って言ってますた。小泉革命ならぬ、濃-IZM革命を期待してますよ〜。


AZ & Nas / Serious...(Koch) Pro. by Salaam Remi
そんなNasと『Illmatic』時代から数々の名タッグを組んできたAZ。2005年にも名作をドロップしました。2分ちょいのこの曲でも、このdef duoが完全燃焼! コンビでもないのにここまで息のあった2人ってなかなか居ないよなー。プロデュースは「Made You Look」同様Salaam Remiで、またしてもBongo Bandの別曲を使ってます。


AZ ft. Ghostface & Raekwon / New York...(Fast Life) Pro. by Emile
『WildStyle』のサントラから、以前コモンもアルバムで使ってた“Gangbusters Scratch Mix”を使用。こっちもバッチリ、ハマってます。アルバムもなかなかの出来なんで、是非チェックしてみてChosen Ones。


P Brothers ft. Milano / Got It On Me b/w ft. Smiley the Ghetto Child / Scriptures...(Heavy Bronx)
第?回ミドルブームの着火栓となったマイメンIvory率いるP Brothersの最新作。 Smileyは強烈なフローでストリートライフの日常をラップし、Milanoは近頃のガキはパンチラインばっかでラップの真髄を分かってねえな〜とお手本を披露。DITCやT-Rayと絡んでるだけあって、レコネタも所々に出てきます。まさにHeavy Bronx Experience!!



V.A. / SBX! Original Soundtrack EP... (Soundtable/BBP) Pro. by Paul Nice
私事で大変恐縮ですが、2005のベストを語るにあたって外すワケにはいかないのがSBX! 89年にLord FinesseとPercee Pの間で繰り広げられたMCバトルの再決戦という意味で作られた“Rematch”。当時のバトルで使ったビート“Funky Drummer”を組み替え、年月と共に熟成したスキルをback to backでぶつけ合う半端ないブロンクス・シット! 私の相方Junbug Starskiによる映像の方も勿論必見DEF!!


Raekwon / Baggage Handlers...(White Label) Pro. by J. Dilla
3月リリース予定の次作、その名も『Only Built 4 Cuban Linx Part 2』から、大分早めのシングルカット。映画「Scarface」から「俺らを誰だと思ってんだ? 荷物持ちか?」というセリフから入るこの曲はRZAプロデュースっぽいけど、実はJ-Dillaの仕業らしいDEF。アルバムのExec.Producerはバスタらしいんで既に諦め入ってますが、果たしてPart 1『The Purple Tape』にどれだけ近づけるんだRAWか?


Large Pro / Secret Design b/w Decisions...(Soundtable/Highrise)
去年のLord Finesse企画に続き、またまたデンジャーなexclusiveシットがサウンドテーブルより発売! Just-Iceの「オレが教授で、ヤツらが弟子だ」ってイントロから、Kool G. Rapの“Money In the Bank”と同じホーン・ネタ使いまでが弟子達の 心をソソる事間違いナイッス。教授の「秘伝の技」とやらを、Tritonしか使った事のないビートメイカー達に伝授してやって欲しいもんデス。
for more info...


Fat Joe / Safe 2 Say...(Atlantic) Pro. by Just Blaze
ひさびさにJoey Crackで熱くなれた1枚! “Just Blaze, you’re a rebel on this beat nigga!”の合図と同時に、Blazeが“rebel (without a pause)”と化し、発情期の猿のごとくChuck Dの声をコスりまくってます(笑) あえて言えば、Cool & Dreをシャウトするぐらいなら、Show & AGをシャウトして欲しかったでふ。


Aasim / Hip Hop 101...(AV8) Pro. by Roc Raida
AV8=パーティートラックものっていうイメージしかなかったんで、もしかしたら2005年に初買いしたかも。レペゼンSouth Jamaica, Queensの彼はTerror Squadからのオファーを蹴って、(残念な事に)Bad Boyと契約してしまったそうです。が! とにかくタイトなMCなんで今後の彼の活動が気になります。Roc Raidaのシンプルでファンクなプロダクションも超好みデスチャ。


Supastition / Hate My Face...(Soulspazm) Pro. by Jake One
Aasim同じく’05年に現れたモンスター新人! Questloveに拾われたアーティストらしいんだけど、詳細は分かりまへん。Pro.はシアトルが誇るJake Oneが担当。どんなにhateされようが「私、へこたれへん!」的な辻本スピリッツで真っ向から勝負。HEAT!!!


DJ Dutchmaster ft. Saigon, Inspectah Deck & Bekay / Raw...(Coalmine)
先日、チェインをひったくれた挙げ句、頭を刺され、自分の車を汚すのがイヤだからタクシーを捕まえてBellevue病院ERに駆け込んだとの噂のSaigon等をフィーチャ−したドープ・トラック! しかし、ここではINSに持ってかれちゃってます。個人的にはremixの方がグッときますねー。フックのコスリなんかも皇子好みですた。


Juelz Santana / Mic Check...(Diplomats) Pro. by Neo Da Matrix
“Whistle Song”でお馴染み、Dipsetの若旦那ことSantana。この曲では珍しくオレオレpimpin’道には触れず、マイク捌きについてかなりベーシックなラップを披露しております。TVドラマ「ROOTS」の主題歌(Quincy Jones作)をまんまループして、PVにはラキムまで登場(しかも、「R」=神が自ら撮影現場に出向いていったらしい)。お金の力って凄いデスね。oh boy…


The Game ft. 50 Cent / Hate It or Love It...(Interscope) Pro. by Cool & Dre
Gameと50がそれぞれの成り上がり人生を回想。これからゲームに参戦してくる新人達も勇気づけられるであろう作品になってます。Trammps使いのトラック、キャッチーなフック、すべてがソウルフルで素晴らしいと思いマスマティックス。


Blaq Poet / Poet’s Comin’...(Beatdown) Pro. by DJ Premier
Juice Crew vs. BDPのビーフがヤラせ(というか、レーベル同士のセールス戦略)だと知らされず、唯一本気でブロンクス陣を滅多切りにしちゃった熱血の男 Poet改め、Blaq Poet。皆さん「Beat You Down」とか覚えてます?? Just-Iceを溶かし、Ms. Melodieをデブなカモシカって呼んだり(笑) 「Poet’s Comin’」は2005年作じゃないけど、やっと正規リリースが出たって事で紹介しときます。Noel Rockwell & Poetが懐かしい人も、知らない人も、「男の中の男」の勢いにヤラれちゃってください。

【LP】


Sadat X / Experience & Education...(Female Fun)
ひさびさのソロ作で完全復活を成し遂げたSadat X。リリック的には色んな題材を取り上げ、いつものサダト節が炸裂してて最高な出来に仕上がってます! 一発目の“The God Is Back”をはじめ、新聞で読んだニュースにSadatがつっこみを入れる“Daily News”。サイケなトラック(しかもハットなし!)でMoney Bossの面子と絡む“Shine”。Money Bossともういっちょruggedにぶっぱなす“Come On Down”。Wild Styleからのセリフを巧みに引用した“Help Yourself”。Heltah Skeltahをフィーチャーし、シングルカットもされた“Great Diamond D”。とにかく、トータルでこんなに聴き込んだアルバムはひさびさデス! 年末に逮捕されたって噂もあったけど、今はヨーロッパ・ツアーをGreg Niceと共にまわってるみたいだし、今年はもっとBXプロデューサー陣との絡みも期待してますYO♪

この作品ほどアルバムを通して良かったと思える作品は無かったけど、他にもMF Grimmの未発表曲を集めた『Scars & Memories』(Day By Day)やShow/D.I.T.C.『Presents Street Talk』 (Wild Life/Lumberjack) なんかも素敵ですた。   

以上を持ちまして、「Best of 2005.The Year in Review」を終了させて頂きます。今年度もBBPはto the MAXにBAM BAM良い作品をpump it upしていく予定ですのでご声援の方Say yeah!!お願いしまっするシモンズ。

I’m outta here like Vladimir!!!

 

 

ブギー・ダウン・ブロンクス在住のK-Prince a.k.a. K-Moet b.k.a. 黒い巨頭。映像作家のJunbug Starskiと立ち上げたBBPBX INC. (BBP)のC.E.O.。時折、HIPHOP ARCHIVIST / DJとして活動。
www.bbpbx.com

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