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SonnyBoy ![]() 「僕の作る音楽は多様な方向から生まれている。心の奥底から生まれた音楽にはカテゴリーやディレクションなんて存在しない。感じたままのかたちなんだ」 ソニー・ボーイ。ルイジアナ州モンロー生まれ。父親はソウル、ブルースを愛するDJだった。自宅ではスライ・ストーン、マーヴィン・ゲイ、ジェイムス・ブラウン、BBキング、リック・ジェイムスのレコードが絶え間なく流れ、彼はそれらの曲を何度も繰り返し聴くことで音楽の外形を覚えていった。
日曜の教会でオルガン、ドラムをプレイし、後に進学したミルウォーキーのハイスクールで本格的な楽器演奏を習得すると地元で活動する複数のバンドにキーボードで参加した。 ![]() 1. Sunnyboy / It don't Matter 2. Sunnyboy / Josephine Brown 3. Sunnyboy / Lady
9th Wonder Revives the Crooklyn Dodgers ![]() ![]() ![]() ![]()
9thワンダーが8月に予定しているソロ・アルバム『The Dream Merchant』。この先行シングルとして彼が計画しているのがあの「Crooklyn Dodgers」の2006年版。フィーチュアリング・アーティストはモス・デフ、ジーン・グレイ、メンフィス・ブリークの3人。さらにあのDJプレミアがスクラッチで参加するという内容。
The Crooklyn Dodgers feat. Special Ed, Buckshot and Masta Ace /
Crooklyn Dodgers '95 feat. Chubb Rock, O.C. and Jeru the Damaja /
Cormega Speaks on Bringing Back the Boom-Bap
レーベルはもはやヒップホップ・カルチャーなんて気にしちゃいない。連中が気になるのは出世と金。だから皆オリジナルでいることよりも決まりきったやり方に流れちまう。彼らは先ずスーツを着てフレンドリーなR&Bを作り始めた。とんでもなくビジネスに傾倒しちまった。こんなのもうウンザリだ。プロデューサーたちはそのプロダクションにハイ・スピードなヴォーカルを使いはじめ、MCたちでさえ歌を歌う。まるでR&Bシンガーだ。オレらが愛したあの強烈なベースと808シットはどうしちまったんだ? DJが作り出すスクラッチはどうしちまったんだ? 今あるシットはもはやオマエたちを夢中にさせたりはしない。今はガキでもラップを聴ける。むかしは喧嘩したくなるようなアドレナリに満ちた曲がクラブでかかっていた。いま人々はそんなレコードを作ることにビビっちまってる。 ブーン・バップはマジで素晴らしい時代だった。まるでNBAのオールスター・ゲームを見てるような感じだ。今年、ギルバート・アリーナスはチームを優勝させた。むかしはジョーダンやバード、バークレイ級じゃなきゃオールスターの選手にはなれなかった。 KRSワンが『Return of the Boom Bap』を出したとき、彼はラップを少し前の段階に戻して、そこから新しい物を創作しステップ・アップしようとしているのかと思った。あの頃、多くのイースト・コースト・ラッパーたちがジャズ・サウンドに傾倒していた。そして、そこでは多くの実験が試されていた。そこにはGファンクもあった。さらにその頃、ブラック・ムーンもいた。彼らもブーン・バップだ。今の状況をみると、ヒップホップというアートフォームをリプレゼントしているすべてのアーティストは彼らが望むのと同等のリスペクトは得ていない。 もちろん、ブーン・バップを維持していくのはMCたちの責任でもある。多くのラッパーたちは皆度胸がない。皆ラジオに媚びている。カニエ・ウエストやリル・ジョンのビートを買い漁り、金は底を尽きている。DJプレミアやラージ・プロフェッサーなど、なぜオレたちがヒップホップに惚れたのか、そのサウンドを作り出した張本人である彼らに対して優先以下の扱いをしている。クレイジーなビートを作り出す無名の新人もいるのに皆が今ホットなプロデューサーを使いたがる。 すでにオレたちは使えるものを使い尽くしてきてる。皆ラップの良き時代、基本を忘れちまってる。プロデューサーたちが使っているハイ・スピードのR&Bトラックはもうウンザリだ。 ラップはパイオニアたちを軽視してきた。オレはラージ・プロフェッサーに伝えた。彼はマジでドープだ。間違いなく彼をアルバムに入れる、と。彼は、マジかよ?って感じだった。多くの人たちが同じようなことを言うが、実際にオレと同じようなことをするヤツは皆無だ。オレとMCシャンが『QBs Finest』というアルバムをやったとき、オレは彼に、オレたちがやってるようなことはやらないでくれ。むかしアンタがやってたことをやってくれと伝えた。なぜなら、アンタがやってたことが今のオレたちを作ったんだから。アンタがやってるラップはタイムレスなんだ。時代遅れなんかじゃない。これは、オレがソウル・ミュージックを好きなひとつの理由にも通じる。なぜならそれはクラシックだから。マーヴィン・ゲイのアルバム『Whats Going on』は今から100年後でも聴けるアルバムだ。そこには(今も共感できる)重要性がある。 彼らがはじめにオールド・スクールという言葉を紹介したとき、それはかわいいもんだった。それはマジで楽しい時期だった。この言葉は年寄りがかつて使っていたスラングの一部だった。それは実際いとしいと思わせる言葉だった。しかし今、その言葉は冷やかしたり、嘲笑の対象になっている。今の若い連中は、なあ、彼はオールド・スクールだぜ、って感じだ。もし過去に流行ったジャージー(服)が復活したら、彼らはオールド・スクールなんて呼ばないだろう。それはヴィンテージかレトロなんて言葉で喩えられる。ジョーダン(スニーカー)が復活したら、誰もそれを見下げたりしないだろう。 オレがアルバム『Testament』と『True Meaning』を作ったとき、そこにはどちらが良いアルバムかディベートできるトピックがあった。そこで起こった議論はこの2枚のアルバムに対する賛辞だった。特に『Testament』は当初予定していた日にはリリースされなかった。とりあえず、今年そのアルバムはリリースされたが、もしあの当時リリースされていたら、それはクレイジーなことになっていたはずだ。今のオレの挑戦はこの2作を越える内容を次のアルバムで作ること。とにかく今のラップにはブーン・バップが欠けているんだ。 1992年、オレは「Sex, Drugs, B#tches, and Money」というレコードを作った。それはちょうどビギーの「Dreams of Fuckin an R&B B#tch」みたいな感じだった。結局アルバムは作らなかったが、皆その音楽をストリートで聴くことが可能だった。QBのプロジェクトでは大人気だった。グランドマスターVICはクイーンズのジャマイカでミックス・テープを作っていた。オレもそんな感じで曲を作っていた。オレはタフ・シティから出たPHDというグループの「Set It Off」という曲でやってる。このアルバムは『Without Warning』、91年にリリースされてる。 誰かがオレをマネようとすることは承知してるが、次のアルバム『Urban Legend』には、PMD、グランド・プーバ、KRSワン、ビッグ・ダディ・ケインとやってるトラックがある。これはオレの活動のなかで最高の功績だ。ブーン・バップ・レコードというだけじゃなく、マジで気持ちのいいレコードで、同時に先駆者たちへのオレなりの賛辞の仕方でもある。オレは彼らに、なんでもいいからとにかく16バースやってくれ、なんて頼んじゃいない。オレはただ、彼ららしくやってくれと話したんだ。そしてさらに、どのくらい彼らに感謝しているかも伝えた。このアルバムはオレ自身への挑戦でもある。3作目は重要なものなんだ。多くのアーティストが2,3枚に終始している。このアルバムはオレがこのゲームで生き残れるか、それとも去らなきゃいけないのか、それを証明する1枚になるだろう。だからオレは相当ハードになってラウドなブーン・バップを今に蘇らさなきゃいけない。皆のスピーカーをブチ壊すほどラウドな音だ。理解できない連中は文句を言えばいい。感じれるヤツらはリスペクトしてくれ。 本稿は「Elemental Magazine」68号に掲載されたオリジナルの英文記事を日本語に翻訳したものです。 本原稿は発信元の4Sight Media Relation,inc.を通して当ウェブサイト上での記事掲載を許可されています。 翻訳協力/Lou Hellman
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